小さなパン屋の恋物語◆続編完結しました◆
さらにキスを重ねようとする雄大を、琴葉は必死に手で制した。
いくら回りがカップルだらけとはいえ、これ以上は琴葉の心臓がもたない。
「あ、あのねっ。」
無理やり話題を変えようとする琴葉に、雄大は不満顔だ。
それに屈しては雄大に流されてしまうので、琴葉はドキドキする胸を抑えつつ話し始める。
「えっと、お店を構えるって、いろいろな働き方があるんだね。すごく勉強になったよ。」
「どんな話を聞いたの?」
「あのパン屋さん、子育てと両立するために不定期営業をしているんだって。それでね、営業日前にはSNSを使って告知をしていて、それを見て予約されるお客様が多いんだって。」
「なるほど、無理なく働いているんだ?」
「うーん、でも営業日前は徹夜で焼いてるって言ってた。」
「徹夜?ずいぶんと大変な作業だ。」
”大変だ”と感想を述べておきながら改めて琴葉のことを考えると、さすがに徹夜ではないものの、仕込みにも時間がかかるし朝も早くから起きている琴葉の働き方も大変な仕事だ。
やはり働き方改革は必要だと思われる。
いくら回りがカップルだらけとはいえ、これ以上は琴葉の心臓がもたない。
「あ、あのねっ。」
無理やり話題を変えようとする琴葉に、雄大は不満顔だ。
それに屈しては雄大に流されてしまうので、琴葉はドキドキする胸を抑えつつ話し始める。
「えっと、お店を構えるって、いろいろな働き方があるんだね。すごく勉強になったよ。」
「どんな話を聞いたの?」
「あのパン屋さん、子育てと両立するために不定期営業をしているんだって。それでね、営業日前にはSNSを使って告知をしていて、それを見て予約されるお客様が多いんだって。」
「なるほど、無理なく働いているんだ?」
「うーん、でも営業日前は徹夜で焼いてるって言ってた。」
「徹夜?ずいぶんと大変な作業だ。」
”大変だ”と感想を述べておきながら改めて琴葉のことを考えると、さすがに徹夜ではないものの、仕込みにも時間がかかるし朝も早くから起きている琴葉の働き方も大変な仕事だ。
やはり働き方改革は必要だと思われる。