ラブ・シュガーレス
キキーキッ

突然のバイクが止まる音がしたと思ったら、お店の前に一台のバイクが止まった。

お客さん・・・?
いやにしても早いな。店員さんかな?

心で思い、バイクから降りる人を目で追った。

身長は180ぐらいの長身の男性だ。
カフェの制服は似合いそうだが・・・!?

顔を見て唖然とした。目付きが悪いっ!!

「・・・」

あまりに見すぎたのか目が合ってしまった。

「あ。あの私今日面接に来ましたー」

「邪魔」

「え・・・」

とりあえず挨拶をしようとしたが、興味なさそうにスルーをし、男性はドアノブに手をかけた。

「!?」

男性が横切った時何かの良い香りがした。

「この香りー・・・コーヒー?」

コーヒーの香りが漂う男性はそのまま店内へと消えていった。

「・・・な、なにあれ感じ悪っ!」

我にかえって声に出すと、再び深呼吸をして店内へと入っていった。



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