好きです。先輩 2
「まぁ、そうだよな。こんな男ばっかの部活のマネージャーなんかしてっと男は寄ってくるだろうな。」

先輩・・・不安なのかな?

「でもさ、希衣は自分よりバスケ下手なやつのこと好きになんねぇよ。」

そう言って私の頭に手をのせた。

「それに俺がこいつを手放すわけねぇだろ。監視役なら俊也をつけりゃいい。中田に奪われるほど俺はこいつに愛情注ぐの忘れてねぇよ」

先輩・・・

「え、俺っすか?」

「俊也しかいねぇよ。」

「牧野の世話はしたくねぇな・・・」

「世話じゃねぇ、監視だ」
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