好きです。先輩 2
抱き合ってる隼人先輩と美人な人だった。

『お似合い』

その言葉がよく似合う。

どうしていいかわからず立ち尽くす私に

「あ、希衣!」

何事もないかのように声をかける先輩。

辛くて。もうだめだ。そう思ったら走り出してしまった。


画面の割れた携帯もそのままにして。

「希衣!」
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