あまい・甘い・あま~い香りに誘われて
私が教室にたどり着くと、ちょうど虎太朗がカバンを机に置いているところだった。
「おはよう!はい、これ母からこっちゃんに渡してって!」
「あぁ、ありがとう。
おはよう、葵。何怒ってんの?って、やっときがついた?あおちゃん。」
虎太朗が目を細めて愉快そうに笑う。
「ひどいよ!どうして教えてくれなかったの?初対面じゃないじゃない!」
「ん?あおちゃんにとっては男の俺とは初対面みたいなもんでしょ?」
「それは…」
「だいたい俺ずっと傷ついてたんだけど。
大好きなコに女の子と思われてて。
覚えてないだろけど、プロポーズまでされたんだよ?『葵が男の子だったらこっちゃんをお嫁さんにできるのに。大きくなったら葵絶対男の子になるからそれまで待っててね』って。熱烈アタックされてんだけど?」
なにそれ!!!
おぼえてないし、おーきくなったって男の子になれるわけないじゃない!!
子供の私、恥ずかしすぎる!
「おはよう!はい、これ母からこっちゃんに渡してって!」
「あぁ、ありがとう。
おはよう、葵。何怒ってんの?って、やっときがついた?あおちゃん。」
虎太朗が目を細めて愉快そうに笑う。
「ひどいよ!どうして教えてくれなかったの?初対面じゃないじゃない!」
「ん?あおちゃんにとっては男の俺とは初対面みたいなもんでしょ?」
「それは…」
「だいたい俺ずっと傷ついてたんだけど。
大好きなコに女の子と思われてて。
覚えてないだろけど、プロポーズまでされたんだよ?『葵が男の子だったらこっちゃんをお嫁さんにできるのに。大きくなったら葵絶対男の子になるからそれまで待っててね』って。熱烈アタックされてんだけど?」
なにそれ!!!
おぼえてないし、おーきくなったって男の子になれるわけないじゃない!!
子供の私、恥ずかしすぎる!