あまい・甘い・あま~い香りに誘われて
「だめ…頭がついていかない」
「別に忘れてる昔話、無理に思い出さなくてかまわない。
どうせ、思い出しても葵の記憶は可愛い女の子のこっちゃんなんだから。」
「 ごめん、虎太朗。」
「まぁしょうがないよな。姉貴が面白がって俺を着せ替え人形にしてたんだから。」
「今の俺を見ろよ。
男の俺を好きになれよ葵」
虎太朗の口調が変わった。
優しい口調から男っぽく変わりドキリとした。私は、虎太朗から目が離せない。
気がついたら、いつものように私の手を掴み、手の甲に優しく唇を落としていた。
私は、身動きひとつできずにいた。
「別に忘れてる昔話、無理に思い出さなくてかまわない。
どうせ、思い出しても葵の記憶は可愛い女の子のこっちゃんなんだから。」
「 ごめん、虎太朗。」
「まぁしょうがないよな。姉貴が面白がって俺を着せ替え人形にしてたんだから。」
「今の俺を見ろよ。
男の俺を好きになれよ葵」
虎太朗の口調が変わった。
優しい口調から男っぽく変わりドキリとした。私は、虎太朗から目が離せない。
気がついたら、いつものように私の手を掴み、手の甲に優しく唇を落としていた。
私は、身動きひとつできずにいた。