*HIKARI*
新選組の給金渡し日
光にも手渡された

その日、急に出掛けたいと光が申し出たことで
付添人を土方が勤める事になった

「え… 値上がりしてる…」

「や!すんまへん!それ、値札間違えてまして!」

「ええぇ…」


働いて初めての給金を全額費やそうとしている
光の視線の先には、土方も「おっ!」と声を出しそうな美しい柄の湯呑みがあった
自分専用の湯呑みが欲しいのだろうと
土方が足りない分を出すと言った


「え!?ダメ!ダメです!!!」


慌てる光を見れば、いつもと少し様子が違うように見えた
欲しいクセに我慢をしている姿に笑う


「俺からの礼だ!遠慮なし!!」


強引に支払い、湯呑みを光に渡すと
湯呑みを懐に抱きしめ


「ありがとうございます!!!」




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