*HIKARI*
あらかじめ掘ってあった穴に、粉々の湯呑みを入れ、土を被せていく


「湯呑みに墓かいな?
光は、優しいんやな!!」


光は、返答せず、黙々と土を被せ続けた




山崎には、光の心が泣いているように思えた

土方にそれを伝え、湯呑みの交換の話を聞いた

「局長に惚の字ってこと?」

「そんなんじゃねぇだろ」

「やっぱり、訳ありなんやな」

「山崎、総司と光が2人になったりしたら
気をつけてくれ」

「はい」

「どっちも、何か様子がおかしい」

「せやな」



















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