*HIKARI*
「ケホッ」
のどの痛みに目覚めた朝

光は、体のだるさを感じた
風邪だろうかと額に手を当ててみる
熱が無いのを確認し、気合いを入れ仕事へ


朝餉作り、洗濯、掃除など
いつも通りに働く


「すまねぇ!!
コレ、急ぎで届けてくれ!」


土方が光をひとりでお使いに出す
それは、新選組に来て初めてのこと
土方の表情から、信頼というより急ぎを感じ


「畏まりました」


小走りで屯所を出た


パタパタと目的の屋敷まで書状を届ける

「おおきに!お水お持ちしますね!」

「いえ、お気遣いなく!失礼致します!」

光の大汗に申し出てくれたが
早く屯所に戻り、無事に届けた事を知らせたかった








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