*HIKARI*
着替えの間、幹部が集まったままの土方部屋に山崎と行くと

「総司、ありがとうな
光の体調に気づいてくれて」

「珍しいですね?土方さんが気づかないなんて」

「面目ない…」

「別に、俺にはどうでも良いことだから」


さも、関心が無い風に言い
自室に戻る沖田


皆が目を合わせる
そして、皆が思っていることを近藤が言う


「結局、1番見ているし、心配しているのにな」






過去、沖田を慕う娘が自殺を図った

それ以来、沖田が自ら女子に近づく姿をみたことがなかった
それは、京で加入した隊士らも同じだった


だからこそ、今回の沖田の行動は、新選組の大事だったのだ














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