*HIKARI*
早朝から、屯所が騒がしかった日

いつも通り仕事をする光
門の外を掃除しようと1歩出て、門番不在に
珍しいなと首を傾げる

沖田が門の警備を指示する大声が屯所に響く
その声が近づくのを心待ちにする

光は、沖田をいつも見ている
それが沖田の気分を害している事を承知しつつ


「おいで!!」

「へ?」


光の腕が急に引かれ、ぐんぐんと速度を上げ
いつの間にか走っていた


助けを求めなかったのは、突然で驚いたのと
相手が桂だったからだ










パタンッ






門の外で、倒れる箒の音に沖田が飛び出る



「ピッーーーー!!!」



緊急招集の笛を鳴らした


「どうした総司!!!」








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