*HIKARI*
秋山を見送り、光の目をジッと見る

光は、目をパチパチさせる


「本当にお前の兄か?」

「土方さん!!疑り深いなぁー!!」

「黙ってろ!」


藤堂を一喝し、光の目を見る


「私の兄です」



初めて会った日の光の目だった

嘘は、ついていない


だが、土方には、信じられなかった



「私の兄です」


なら、なぜ隠していた? そう質問したかったが
光が俯いた



「もっと… ここに居たかったな…」






光の本心を聞き、盛大に送ろうと
宴が披かれ、その夜は、大盛り上がりだった





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