*HIKARI*
「光の兄は、俺だ
居たら良いんだろ本当の兄が」


敵を騙すなら、味方から



静まり返った全員が
これまでの沖田と光の関係を回想


兄妹だということを隠すために
接点を持たなかったのだろう

そういえば、いざというときは、いつも沖田がいた



という結論になったところで
歓喜の声が響きわたる


沖田には、分かっていた




皆の前で〝光〟と呼べば、信じるだろうと

痛めつけられ、朦朧としているなら
必ず自分を〝兄上〟と呼ぶ事も











わからないのは、自分が光を助けるために
ここまでする理由だけだった








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