*HIKARI*
「光…」

絞り出された声に、光が沖田の背に手を回す

「はい」


傷つける そう思うのに
顔をずらし、光の首に吸い付く

首筋や耳元に口づけを落とし

起用に着物の中に手を入れる

光の肌は柔らかさに
理性は、飛んだ



夢中で光の唇を奪い



ひとつになった








すやすや眠る光に着物を着せ
まだ誰も帰ってこない新選組屯所の廊下を
自室に向け歩く



ろくに話もしたこともないのに







光の事を抱いた罪悪感
光が兄ではなく自分を見ていた喜び


どっちつかずのため息を漏らした














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