*HIKARI*
土方が家へ視線をやる
屋敷は、周辺の家より大きく
門があったことを考え
光が良い暮らしをしていることは想像できた
平然を装っているだけで
死体など見て平気なはずがない、ましてや
その死体が庭にあったと考えながら暮らせるか
土方には、すぐに光を心配する気持ちになったのに
弟分の沖田は、そうでないらしい
それどころか、光に睨みをきかせている

「光を連れて帰る」

譲らないと声色を落とし示す

「父と兄は、いつ帰ってくるんですか?」

沖田の質問に、光が困り顔

「しばらく…戻りません…
私、大丈夫です 御厄介になるわけには…」

「遠慮すんなって!俺達と来い!」

「彼女が大丈夫と言ってるんですから!」


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