*HIKARI*
池田屋の事件から1ヶ月がたとうとしていた

重症の隊士がなくなり、屯所に暗く重い空気が漂っていた




そんな新選組を訪ねてきた来客は
「光と話をさせて欲しい」と言った

幹部らが集まり、見守る中
光が部屋に入る


「もう、怪我は良さそうだな」

「はい 新選組の皆さんの看病のおかげです」



長い沈黙の後



「あんなに殴られてまで、口を割らなかった
其方の根性には、目を見張るものがある
女にしておくのは、惜しいな」

「あら… 私は、言いましたよ
何も知らないと」

「本当に知らないのか?」

「ええ」

「隠せば、新選組の為にならぬぞ?」

「私だって!会えるものなら、会いたいのです!
どうぞ!お探し下さいませ!!」




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