*HIKARI*
屯所



幹部らは、念のため光の部屋を確認した

そこは、元々誰も住んでいなかったように
綺麗に物がなかった


「彼女の覚悟とは、ここを離れることだったのか…離れてもなお、新選組を大事にしてくれて
俺達は、彼女を守ると言ったのに…
守らせてくれないんですね…」



山南が言うと



「妹に守られっぱなしの俺らじゃねえ!
俺は、このまま引き下がれない!!!
新選組として行くのがダメなら
俺、個人でも取り返しに行く!!」


珍しく土方が興奮気味に言った




全員、その気持ちだった

だが、上司相手にどう闘いを挑むのか
良い考えが出てこなかった














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