天空に一番近い蒼─好きになった人は腰掛け体育教師でした
幸い学校の奴らは誰一人事件のことには触れなかった。
俺はあの赤い景色も匡のことも、そして自分が罪人であることも思い出さずに、のうのうと高校生活を送ることに成功した。
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俺はあの赤い景色も匡のことも、そして自分が罪人であることも思い出さずに、のうのうと高校生活を送ることに成功した。
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来栖璃稀サマ企画
お題「届かない指先」参加作品☆
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#Love
指先で送るこの想い、
どうか叶えて
貴方に届け─
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生まれ育った場所を離れて遠い街に引っ越してきた私、愛澄《あすみ》。
知らない街の誰も友達がいない高校に
通うことになった私は、新しい街で見つけた
『#Love』=お気に入りのもの
を撮ってはSNSに投稿して離れてしまった友人たちと
繋がることだけが唯一の楽しみだった。
*
そんな時に出逢った男の子。
「…撮りましょーか?写真」
制服の白いシャツが映える
長身に広い肩と日に焼けた肌が印象的な彼は
人懐っこくて、優しくて、ちょっと不器用。
それに─
「…綺麗だな」
「え…?」
「霊園公園の桜」
「あ…」
「俺もあそこ、すげー好き。
あとチューリップガーデンとか、
科学館のプラネタリウムとか」
「あっ!私も!」
「なぁ、俺らなんか好み合うな」
*
「椿の好きそうな写真映えしそうなとこ、
いろいろ知ってるから聞けよ。
ていうか、なんなら俺が連れてってやる」
あったかでおおらかで、
いつもお日様みたいに笑っている彼に
いつしか惹かれてく─
*
「俺だって彼女の一人や二人いても
不思議じゃねーっつーの」
「ふっ!二人、って!?」
時にはやきもきさせられたり、
「お前、アイツがそんなにいいのかよ」
「え…」
「…あんまし妬かせんな」
期待させられたり…
「お前ら仲良いよな。付き合っちゃえば?」
「えっ!?」
私の想いなんて気付いてないくせに、
「椿、俺のことだけ見てて」
いつも貴方にドキドキさせられるばっかりで
映えない私の映えない想い。
届かぬ想いを今日もこの指先に託して、ねぇ?君に送るよ─
*
蓮藤 翔《れんどう しょう》
×
椿 愛澄《つばき あすみ》
*
表紙はPicrewこんぺいとう**サン「こんぺいとう**メーカー」で作りました♪
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バレンタインデー─
みんなは友チョコ、あげる?
クラスメイトのミサトに誘われ、私─雪園瑚子は今年のバレンタイン、友チョコを配ることになりました。
『友チョコ』…
『友チョコ』だって言えば、片想いの千早にも勇気を出してチョコを渡すことができるかな?
* * *
幼馴染みのクラスの人気者男子
桜葉 千早
×
地味で目立たないモブ系女子
雪園 瑚子
* * *
2018年3月
(旧アカウント執筆作品)
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「先生…私のこと、好きですか?」
新任教師と生徒。
その恋はきっと過ちではなく一条の希望─
* * *
春の陽光が耀くコンコースで、偶然出会った
可愛い系美少年。
それは
なんと私の通う高校の
新任英語教師だった─
*
「だって先生実際可愛いもん」
「可愛い扱いは止めなさい…」
*
見た目も可愛いし、
*
「そんなこと気にしないで。
不可抗力なんてよくあることじゃん。
気にしてたらこの仕事やってけないよ?」
「え…」
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どこかほっとけないのに、
*
「南条の夢を一緒に探したいと思う」
*
死んだように生きていた私に手を差し伸べてくれた
頼りになる先生─
*
「俺やっぱ南条のこと好きだな」
*
それは教師として?
それとも…?
*
そして今日もふたりきりで過ごす。
茜色に染まる黄昏の英語準備室で。
*
「綺麗だね。…南条も」
「えっ!?」
*
「お前…
煽ってんの?」
「うん…」
*
「先生…私のこと、好きですか…?」
*
「春になったら迎えに行く。離すつもりないんだ」
*
夢も希望もなく、絶望に追いやられて
縁から落ちそうになっていた私に愛をくれた。
*
ねぇ、先生?
夜闇にたったひとつ煌めく星のように
私を導いてくれますか?─
*
可愛い系 新任英語教師
初原 昴
×
夢も希望も何もない女子高生
南条 舞奈
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※野いちご別アカウントから移行・修正・追加作品。
※他サイトにも掲載中。
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完結1ヶ月で70,000pv頂きました!
ありがとうございます(;つД`)
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教師×生徒第2弾
『天空に一番近い蒼─好きになった人は腰掛け体育教師でした』
https://www.no-ichigo.jp/read/book/book_id/1558208
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