キミ、依存症



どんどん醜い感情が溢れて来る。


勝手に嫉妬しちゃう自分が嫌になって、ついハルの腕を掴んだ。


ただなにも言わずにぎゅっと強く握りしめる。


なんで?なんでそんなに違うの?


私はハルの特別なんかじゃなかった。


少しだけ自惚れてたのかも…。


だって、名前で呼ぶのは私だけだったから。


こうして会いにきてくれたから。


< 133 / 342 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop