キミ、依存症


けれど、全部違った。


私の勘違いだったんだよね。


「ごめん、後からかけ直す」


そう言ってハルは電話を切った。


暫くお互いなにも言わなかった。


お互い探ってるって感じの雰囲気だったのを、先に破ったのはハル。


「菜乃、痛いんだけど」


「……」


< 134 / 342 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop