キミ、依存症



でも、それでもいいって思っちゃったんだ。


もう一層のこと嫌われてしまった方がいいって。


なのに、どんどん視界が揺らいでしまってハルがちゃんと見えない。


「……今日、学校の先輩に告白されたの」


「は?」


「付き合おうって言われて……」


「言われて?菜乃はなんて返事したの?」


怒った口調のハル。


< 139 / 342 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop