キミ、依存症


そんな事ない。


ハルじゃない。きっと同じ名前の人。


多分これは本能というか、無意識でっていう感じだった。


その空き教室に手が伸びていた。


静かに音も立てないようにドアを開けると、そこにはよく知った後ろ姿目に入る。


その背中に回されている腕を見て、思わず目をそらしてしまった。


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