キミ、依存症
依存度100%


ハルと恋人になって一週間が過ぎたころ、学校中はその話でもちきりになっていた。


ハルが彼女を作ることなんて今までなかっからほかの女子には信じられないような話みたいで、直接私に聞きに来る女子もいれば、人伝に聞きに来る人もいた。


ハルのファンクラブの女子は泣いている子までいて、ハルの人気を再確認する。


それでも告白する女子は減らないし、それどころか‘‘もしかして‘‘って思う子もいるらしく逆に増えているような気がする。


今日だってそうだ。


「ずっと鈴木君が好きでした…。もしよければ、付き合ってください!!」


可笑しい…。なんで、彼女である私は彼氏の告白現場をこっそりのぞき見しているんだろう…。


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