キミ、依存症



「ねえ、いつまで泣いてんの?」


「っ」


急に聞こえた声の方に視線を向けると、ダルそうに携帯をイジっている男の人がめんどくさそうにこちらを見ている。


「あのさー、俺ってめんどくさいこときらいなわけ」


「はぁ……」


よっこいしょ、っと重たく腰を上げてこちらへと歩いてくるその人。


私の学校は学年でネクタイの色が違う。


この人は緑。三年生だ。


いつまでもダルそうに、めんどくさそうな態度。


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