キミ、依存症


「菜乃」


ボタンを外せば露わになる。


俺の腕を握る手に自分の指を絡ませる。


「菜乃、可愛い」


「か、可愛くないよ…」


菜乃は分かってない、自分がどれほど可愛いか。


キスすればもっと赤くなるところも可愛い。


「可愛いから変な虫がついたんでしょ」


もう一度軽く唇を押し付けると微かに開かれた唇。

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