キミ、依存症



「菜乃?」


よく聞き覚えのある声と同時に、パッと視界が明るくなる。


「ハル…?」


そこにはまだ制服姿のハルが立っていた。


「な、なんでハルが…?」


「菜乃を補充に」


なんて言うから、安堵から次々と涙が溢れて来た。


「え、菜乃?」


近くにあったクッションを思いっきりハルに投げた。


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