キミ、依存症



合間に聞こえてくるハルの声が少しずつ小さくなって、遠のく意識の中ただハルを感じていた。


熱くて、ドロドロと脳まで溶けてしまいそうな刺激。


甘くて、時には辛くて


相手がハルだったからかもしれないけど、それでも幸せだって思っちゃったんだ。


優しいハルの手が私に触れて


薄れていく中で最後に聞こえた言葉は、曖昧だった。






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