ピュアダーク
アメリアが寝ているのをいいことに、手を伸ばし首元のあたりに掲げると、優しい乳白色の光がぼわっとにじみ出だした。
アメリアはそれに反応して目を覚ました。
「ん? ブラム! 今何時だと思ってるの、それに勝手に入り込むなんて失礼じゃないの」
体を慌てて起こす。
「助けを求めたのはそっちだろう。折角地上に降りてきたんだ、もっと歓迎してくれてもよさそうなのに。やっとまたこうやって会えたんだから」
「いつも会ってるじゃない」
「あれはホログラムで、実際の私の姿ではない」
「あっ、それよりブラム。ベールをつけてないじゃない。ダークライトが気づいたらどうするの」
「大丈夫だって。長居はしないから。君の首のことが気になったから寄ってみたんだ。ちょっと手を加えといたよ。そのギプス外しても大丈夫だ。それじゃ目的は果たせたから今日はこれで帰るとしよう。またね、愛しのアメリア」
ブラムはあっさりと姿を消した。
アメリアは呆れたようにため息を一つ吐いた。
そしてギプスに手をかけそっと外し、首を左右にゆっくり回してみた。
ブラムの言ったとおりすっかり治っていた。
ブラムの行為に素直になれない思いは、ため息になって現れた。
ふてくされたようにまたベッドに潜り体を横に向けると、何かを抱きつくように体を丸める。
目をぎゅっと瞑りながら肩を震わせていた。
まつ毛はその時ぬれて光っていた。
アメリアはそれに反応して目を覚ました。
「ん? ブラム! 今何時だと思ってるの、それに勝手に入り込むなんて失礼じゃないの」
体を慌てて起こす。
「助けを求めたのはそっちだろう。折角地上に降りてきたんだ、もっと歓迎してくれてもよさそうなのに。やっとまたこうやって会えたんだから」
「いつも会ってるじゃない」
「あれはホログラムで、実際の私の姿ではない」
「あっ、それよりブラム。ベールをつけてないじゃない。ダークライトが気づいたらどうするの」
「大丈夫だって。長居はしないから。君の首のことが気になったから寄ってみたんだ。ちょっと手を加えといたよ。そのギプス外しても大丈夫だ。それじゃ目的は果たせたから今日はこれで帰るとしよう。またね、愛しのアメリア」
ブラムはあっさりと姿を消した。
アメリアは呆れたようにため息を一つ吐いた。
そしてギプスに手をかけそっと外し、首を左右にゆっくり回してみた。
ブラムの言ったとおりすっかり治っていた。
ブラムの行為に素直になれない思いは、ため息になって現れた。
ふてくされたようにまたベッドに潜り体を横に向けると、何かを抱きつくように体を丸める。
目をぎゅっと瞑りながら肩を震わせていた。
まつ毛はその時ぬれて光っていた。