俺は彼女に溺愛中 。
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私はまた……大ピンチだ。
今、蘭ちゃんと向かい合って
一対一のジャンケンをしている。
そう……このジャンケンはーーーーー
体育祭の競技のジャンケンだ。
私は相変わらずのジャンケンの弱さで
もう3連敗して、
残る競技は、玉入れと借り物競争。
運動音痴な私は
玉入れしか選択しようがないっ!!
借り物競争とか絶対無理っ!!!!
蘭ちゃんは深呼吸をして、
「絶対勝つぅ!」と叫んでいる。
クラスの女子はみんな私達を見て、
ワチャワチャとしている。
少し謎の緊張が走る。
「いくよ……蘭ちゃんっ!」
「どんとこーい!」
「ジャンケン〜っ!」
「……ポンッ!」
私が出したのはチョキ。
蘭が出したのはーーーーー
グー。
………………4連敗。
「っしゃぁぁあ!!!!!」
蘭は大騒ぎしてクラスで飛び回る。
「……嘘ぉ……借り物競争って……」
私は仕方なく黒板に名前を書く。
そんな姿をやっぱりハルは
クスクスと笑っている。
……うぅ、今年もジャン負けかぁ、、