俺は彼女に溺愛中 。
私は、いつも通りハルと一緒に
学校行きのバスに乗って
一番後ろの私たちの特等席に座る。
これが私の 日常 。
でも、こんな日常は時々……
いや、毎日、平穏なわけが無い。
だって、私の隣には ハル がいるから。
ハルは、背が高くてかっこよくて、
頭も良くて、運動神経も良くて……
ハルのどこを見てもやっぱり欠点なんて
何一つ見つからないや……
こんな完璧なハルがそりゃもう
注目されないはずがない。
高2の同級生はもちろん。
3年生も1年生だって……
ハルは、
みんなの憧れでみんなの大好きな人だ。
それはもちろん……私も同じで……
ーーーーー ハルは私の大好きな人、特別な人
……なんだよ?
でもそんなの皆のハルなのはもちろん知ってるし
ハルにとって私はーーーー
《 特別 》なんかじゃない
ただの幼なじみなの分かってる……つもり。
それでも、それでも……!!
朝のこの時間は……この時間だけは私だけの…
ハルの隣を歩くのは私でいさせて下さい…っ!!