先生と準備室 後編
「え?」

「胸元、はだけてる。」

視線を自分の胸元に合わせると確かに

はだけていた。

キスの合間に凌久が私を抱きしめたから

服がはだけたみたい。

慌てて自分で隠す。

「わっ!?見ないで…恥ずかしい…」

「なんでよ」

そう言いながら私の両腕を掴み片手で

上にバンザイのように拘束される。

「え!?や、やめてよ!恥ずかしい!」

そんな言葉を言いながら、もがくけれど

やはり、年上の男の人。

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