先生と準備室 後編
どこかで見たことがある口紅…

もしかして!と思い玄関から出ると、

俺の家の前に、佳奈とカバンが地面に

打ち付けられていた。

「佳奈!?おい!しっかりしろ!!佳奈!!」

もう、近所の事なんて頭に無く大声で叫んだ。

「佳奈!目覚ませ!おい!」

佳奈の肩や体を揺らす。その時に目に入った

俺の好きな佳奈の顔は青白く、冷や汗を

かいていた。

「ん…り…、く…、」

「佳奈!」

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