先生と準備室 後編
凌久じゃん。

そう言って凌久に近づいてきたもう1人の

男の人。

多分店員さんだろう。にしても、この人

顔が整いすぎてるし、なんか凌久に

似てる。

「よ…。兄貴」

「兄貴?!お兄さん!?」

兄貴、という言葉で私は凌久の背中から

ピョコンと出てしまった。

「あ、佳奈。この人俺の兄貴。
んで、この人は犬系男子の犬山さん。
面白いでしょ。」

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