先生と準備室 後編
「ちょっと凌久さん!犬系男子って…
まぁ…間違いではないか…。あ、
犬山ですっ!よろしくね!佳奈ちゃん」

「凌久の兄の駿(しゅん)です。
佳奈ちゃん?だっけ、もしかして
彼女かな?」

「あ…えっと…」

2人の年上の人に一気に話され

少し戸惑う。

「この子は俺の大好きな彼女。佳奈。
今日は佳奈の服選びに来たの。」

凌久が淡々と私の言いたいことを言って

くれた。

「佳奈ちゃん愛されてるねぇ!
凌久さんが甘い!」

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