先生と準備室 後編

「これ、着て?」

「じゃあ佳奈ちゃん、試着室おいで。
凌久、貸して」

凌久からワンピースを引き取り、

凌久とそっくりな笑顔で微笑み

私の手を引く駿さん。

「駿さ、「おい兄貴!お前、
人の彼女に何触ってんだよ!」

「凌、久?」

見たこともない形相で私たちに近づき

私の手を駿さんから引き離す。

「はぁ?」

私は凌久に後ろから抱きしめられて

動けない状態。

「だから、何手ぇ出してんだつってんの」

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