先生と準備室 後編
「え、」

「甘いもの。好き?」

犬系の顔に戻り無邪気な笑顔で私に聞く。

「はい…好きですけど…」

「良かった。じゃあこれ食べて、
ゆっくりしとこ。あの2人戻ってくるまでね」

そう言って出て来たのは有名なチョコレート

店のチョコレートとチョコレートクッキー。

「震え止まんないね…大丈夫?」

私の手を見て言う犬山さん。

「大丈夫…です…」

「どうしたらいいだろう…」

自分のスマホで調べ始める犬山さん。

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