先生と準備室 後編
凌久が近寄ってきて抱きついてきた。

「ちょ…!恥ずかしいよ!」

急いで凌久を引き離す。

「フフッ、佳奈ちゃん照れちゃって!」

「凌久、お前も甘いな」

犬山さんも駿さんも笑っていた。

「兄貴、これこのまま着て行かせていい?
あ、後これも買う。」

凌久は私の手を引き駿さんに

何かを渡した。

「着てっていいよ。犬山、佳奈ちゃんの
服持ってきて。袋に入れるから。
じゃあお支払いこっちだから」

< 133 / 231 >

この作品をシェア

pagetop