先生と準備室 後編
犬山さんは私の着ていた服を持ち、

凌久は私の手を引いてお会計へと

向かう。

「じゃあこれで」

そう言ってカードを出し、支払った。

「はい。これ佳奈ちゃんの着てた服ね。
じゃあまた、連絡するからね」

最後はボソッと言い、

私に袋を手渡してくれた。

「はい、待ってます」

そう言ってお店を後にした。

「凌久?こんな高いもの…ありがとう」

「ううん。良いんだよ、それに俺は大人
だから良い所見せた…「凌久?」

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