先生と準備室 後編
「…」

「佳奈ちゃん…」

「2人、家帰って話しなよ」

駿さんが提案する。

「俺ら邪魔でしょ。2人できちんと
話した方が良いよ。凌久は謝る。
佳奈ちゃんはキツかったらいつでも
おいで。そこまで遠くないでしょ」

「そうだね」

犬山さんも駿さんの話に賛成したみたいで

私をソファから立たせた。

「家に帰ったら連絡してよ。
プレゼント。買いに行こ、
それで仲直りしな」

こっそり私に言って背中を押した。

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