先生と準備室 後編
凌久は悪くないのに…

私が子供みたいに泣きじゃくるから…

凌久もきっと辛いだろう。

私は無視し続けるし、避け続けるわりには

犬山さん達に助けてもらうし…。

むしろこんなに優しくしてくれなくて

良いぐらいなのに。

そう思っているけど、感謝の言葉すら

言えないくらいに涙が溢れる。

「ごめんな…俺のせいで…」

「っ…すき…だ…よ……り…く」

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