先生と準備室 後編
何度も謝り佳奈と一緒に帰る事を

兄貴が言い、佳奈と駐車場へと向かった。

佳奈はいつもなら俺の横にきて

ニコニコしながら歩くのに、

今日は俺の後ろを歩き一言も喋らず

俯いたまま。

助手席のドアを開けて佳奈を乗せる。

ずーっと無言で俺はひたすら運転する。

家が近づいて来てもう一度謝ろう。

そう思って

「あのさ…」

「ごめん」

ぎこちなくなったけど…

運転してると家に着いた。

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