先生と準備室 後編
「ふぅ…」

ドアの前で深呼吸をしてノックをする。

「失礼します」

ドアを開けると知らない先生が数人。

奥の方を見ると机に向かって作業を

している凌久。

まだ私に気づいていないみたい。

「もしかして…藤井さん?」

声を掛けられた。

「安田先生?」

「やっぱり!!藤井さん綺麗に
なったわねぇ!」

「安田先生も綺麗じゃないですか!」

安田先生は私が高校生の時よりは

肌のキメが荒くなったけど

< 206 / 231 >

この作品をシェア

pagetop