先生と準備室 後編
「あ、いえいえ!全然良いですよ!」

私が一言言い、女将さんもすいません、

と言いながら出ていった。

「じゃあ〜…先入る?」

優菜にお風呂を譲った。

「あ、じゃあお先に。ありがとう」

優菜が部屋を出て行き、私は部屋に

1人。

窓の景色が視線に入り、写真を沢山撮る。

「んふふ。綺麗。後で送ろう!」

「誰に送るの?藤井さん」

「え…な、なんで」

景色に見惚れていて部屋にいるなんて

気づきもしなかった。

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