先生と準備室 後編
「佳奈…大丈夫。大丈夫。
ごめんね…私が先に行ったから」

2人きりの部屋で優菜に抱きしめられ

ひたすら泣き続ける私。

「先生に連絡…スマホどこ…?「やめて!」

優菜が私のスマホを手に取った瞬間

私は声をあげた。

「こんなの…凌久に知られたら…
フラれちゃう…」

「佳奈…」

「とりあえず、駅に近いホテル行こ。
で、明日すぐに帰ろ。」

優菜に連れられ旅館を出た。

「明日起こすからね。ゆっくり休みな」

ホテルに着くと優菜に体を横にされ

私も疲れたのかすぐに眠りについた。
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