先生と準備室 後編
俺は、ひとまず自分の手の傷を処置する為

自分の部屋に入り絆創膏を貼った。

少し傷がはみ出ていてちょっとおかしかった

「絆創膏買わないとな…」

なんて言いながらそっとリビングへ

近づく。すると

「ふっ…うぅ…」

佳奈の横顔にはキラリと輝く何か…涙だ。

それに肩が震えている。

「佳…奈…?」

声をかけると、俺の顔を赤く腫れ上がった

目で見て

「ごめん」

そう言い俺を避けるように部屋に

閉じこもった。

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