先生と準備室 後編
しばらく一人にさせないと。そう思い

放っておいたが

「ごめんね…凌久…こんな女…
ごめん…ごめんッ…」

部屋からはこんな声が聞こえて。

痛々しかった。

「佳奈?」

「イタッ…!」

ドアを開けようとしたら、痛いと言う

声が聞こえ焦る。

「佳奈!大丈夫か?!」

「ごめんね…凌久…ごめん…」

「佳奈?出ておいで」

「無理だよ…」

「お願い…顔、見せて…?」

俺がそう言うと扉が開いた。

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