先生と準備室 後編
「うんうん。」

あ…涙が凌久の肩に着いてしまう。

「りくッ…?涙…濡れちゃうッ」

「いいから。このままでいて。」

「ふっ…うぅ…りく…」

大丈夫だよ。俺だよ。って頭と背中を

撫でながら凌久は抱きしめてくれる。

「好きだから付き合えって…言われてッ…
ヒック…嫌って言ったら…
その顔…もっとグチャグチャに…
してやるって…ヒック…言われたッ…」

「そっかぁ…怖かったな…よしよし」

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