先生と準備室 後編
「食べよ〜」

「「いただきます」」

二人で同じメニューを食べる。

「んふふ美味しい。」

幸せそうな彼は口元にご飯粒を付けて

私を見て微笑む。

「んふふ。凌久、ジッとしててね」

「え…」

ご飯粒を啄むようにキスをした。

「か、佳奈!?え!?」

「ご飯粒付いてた」

「俺…子供みたいだなぁ…」

「ほんとだね」

「でも…これじゃ負けないよ」

そう言って凌久は甘いキスを落とした。
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