先生と準備室 後編
それからは何故か無言で車がひたすら
道を駆け抜けて行った。
「着いた。」
駐車場に着き、車が止まった。
降りよう、そう思い車のドアを開けようと
したら体が凌久の腕で包まれた。
「え?凌久?」
「佳奈可愛すぎる…」
「へ?」
「俺の彼女可愛すぎる…!
大好き〜!佳奈!」
突然の愛の告白に戸惑う私。
「え?ちょ…ちょっと?」
「照れちゃったって!可愛すぎるよぉ〜!
ハグしたくてウズウズしてた!」