好きになっては‥‥いけない人
金曜日なんとか仕事を終わらせて
バタバタと営業部を出ようとすると
「先輩、もうあがりですか?」
「ああ。」
「俺も、一緒に。」
「無理。じゃな。」
と、追って来そうな山名をおいて
会社を後にする。
そんな、俺を芹那が見ていたなんて
まったく気づいていなかった。
会社から花の保育園まで
30分程かかる。
今日は、会社に自分の車で
出社していたから車に乗り込んで
急いだ。
保育園前に着くと
ジーパンにTシャツの花が
立っていた。
「ごめん、待った?」
「いえ、今、きました。」
「乗って。」
「はい、ではお邪魔します。」
「クスクスっ、どうぞ。」
「もぅ、笑わないで下さい。
男性の車とか、
あまり乗りなれていなくて。」
「ごめん。なんか可愛くて」
と、言うと真っ赤になる花
本当に可愛い。
「花ちゃんは、一人暮し?
家族と一緒?」
「えっと、実家暮しです。」
「門限とかある?」
「いえ、別にないです。」
「良かった。
今日は、俺の知っているお店に
連れて行きたかったから。」
「えっと、こんな服で
大丈夫ですか?」
「ああ、問題ないよ。」
「良かった、着替える暇なくて。」
と、言う花。
真っ白なTシャツに
細身のジーパン
リュックを背中に背負っていた。
ココア色の髪をポニーテールにして
シュシュで結んでいる。
ナチュラルな化粧をしているが
くっきりな二重目、大きな瞳
可愛い鼻、唇はぷっくりとしている。
背も俺より30センチほど小さくて
身体の線も細い
抱き締めたらおれそうだ。
俺は、営業の時に見つけた
店に花を連れて行った。
窓辺の席が凄く気持ち良かったから
予約をしていた。
店に着くと案内されて
席に着くと
「わぁ、すっごく綺麗。」
海に沈む太陽も良いが
月に照らされて
海面がキラキラしている。
これを花に見せたかった。
「太陽も良いけど
月だと神秘的だろ。
花ちゃんに見せたかったから。」
と、言うと
花は、真っ赤になりながら
「ありがとうございます。
本当に綺麗。あっ、太陽の時も
見てみたいかも。」
「じゃ、また、来ようか?」
「はい。えっ、本当に?」
「ああ、花ちゃんと来たい。」
と、言うと口に手をあてて
オロオロしている。
本当に可愛くてたまらない。
料理が運ばれて
話しをしながら堪能した。
店を出ると
「また、ごちそうになって
すみません。」
「俺が誘ったんだから。
それと、すみませんじゃなくて
ありがとうがいいかな。」
と、言うと
「はい。ごちそうさまでした。
ありがとうございます。」
と、言うから
花ちゃんの頭をポンポンとして
「花ちゃん、もう少し大丈夫?」
と、聞くと
「はい。」
と、言う花ちゃんの手を引いて
海辺におりた。
手を繋ぎながら歩く
花ちゃんの手は、小さくて
俺の手にすっぽり隠れてしまう。
俺に手を引かれて
少し後ろを歩く花ちゃん
振り返ると下を向いていた。
そんな、花ちゃんに
「花ちゃんが好きだ。
俺と付き合って欲しい。」
と、言うと
花ちゃんは、はっと顔をあげ
俺を見て
「はい。」
と、答えた。
俺は、花ちゃんの手を引き寄せて
抱き締めた。
本当に小さくておれそうだ。
花ちゃんもほどなく俺の背中に手を
回してワイシャツを
軽く握った。
「花ちゃん、小さくて折れそう。」
「小さいけど、頑丈ですよ。」
と、言う花ちゃんの顎をあげて
キスをした。
何度も角度を変えてついばむように
キスを繰り返した。
俺達は、近くのテトラポットに
腰かけて俺は花ちゃんに話をした。
「まだ、二回しかあっていないのに
花ちゃん・・
いやっ、花の事が堪らなく好きだ。
きちんとしてから告白する
つもりだったが、今日会って
やはり、花が堪らなく愛しくて
気持ちを伝えてしまった。
だけど、今、俺には付き合って
二年になる彼女がいるんだ。」
と、言うと
花が驚いて俺を見上げた。
その瞳にみるみる
涙がたまり溢れた。
俺は、花を抱き締めながら
テトラポットから
おろして再び自分の胸の中に
おさめ
「花、聞いて。
彼女とは、きちんと別れる。
だから、俺を信じて。
俺自身がこんなに
大切で大事に思う女性は
花が初めてなんだ。」
と、言うと
「私も大輝さんが好きです。
だから、大輝さんを信じます。」
と、言ってくれた。
「ありがとう、花。
花、愛してる。」
と、言って
花の目尻り唇をよせ
唇に深くキスをする・・
舌を絡めとりすいあげると
めいから甘い吐息が・・
「‥‥フゥン‥」
「めい、そんな可愛い声聞いたら
止まらなくなる」
と、言うと
「‥‥とまらっ‥‥ないで‥‥」
と、言う
花を抱き上げて
車に戻り走り出す。
花の右手を握りしめ
運転しながら
近くのホテルに入った。
ラブホテルだが、綺麗な所だった
「ごめん。
ちゃんとしたホテルでなくて。」
と、言うと
花は、首を横にふりながら
俺に抱きついてきた。
俺は、花にキスをしながら
ベッドに運び
花に跨がり再びキスを繰り返す
花のTシャツを脱がせ
ジーパンを脱がせ
自分も脱いでいく
小振りの花の胸をブラの上から
包み込むと
恥ずかしいのか
花は両手で自分の顔を隠す
背中に手をいれてブラのホックを
外して直接 胸を揉みあげ
胸先を口に含むと
花の腰が浮き
「‥‥ヤッ‥ゥン‥」
「めい、顔見せて。」
と、言うと首をふるから
花の両手を頭上におさえて
花にキスをする
「めい、愛してる」
と、言いながら
花は、俺の首に腕を回して
キスに答える。
俺の手は、花の肩からお腹に
お腹から太ももを撫であげて
花の中心をとらえていき
花の中に入りこみ
「‥‥ヒャン‥‥ウン‥」
何度も抽送繰り返す・・・
「めい、もう無理、入れるよ。」
と、言って
自身を花の中にいれていく
「‥ウッ‥ハァ‥ァン‥」
「‥‥キッ‥めいっ‥もたないっ‥」
本当に持っていかれそうに
なるのを我慢して
深く、深く腰をうちつけ
「‥‥ッ‥アアン‥‥」
「‥‥クッ‥‥」
二人で果て
俺は、花を抱き締める。
花も肩で息をしながら
俺に身体を預けていた。
それからも少し置いては
身体を繋げ
シャワー浴びては
また、繋がり
外が明るくなるまで
沢山、愛しあった。